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事故車は買い叩かれる？元ディーラーが教える車買取業者の本音

車買取の世界は、その仕事に携わっていないとなかなか実態が見えてきません。それだけ複雑で難しい世界なので一般の人々は分からない情報が多いです。なのでこの記事では、元ディーラーが事故車の扱いなど車買取業者の本音を紹介していきます。

基本的に事故車はあまり欲しくない

事故を起こした車は、傷がそのままになっていたり修理歴があるかのどちらかです。つまり、どうしても見た目が悪くなってしまうので魅力が下がります。魅力が下がるので、買い取っても再びスムーズに売れるかどうか不透明です。もし売れなければ損をするだけなので、事故車はリスクが高いのです。また、修理歴がある＝事故車だと容易に想像できるので敬遠されてしまいます。やはり事故を起こした車というだけで不吉な印象を抱いてしまう方が多いので、売れ行きも悪くなるのです。
ただ、事故車なので高価買取を最初から諦めているオーナーも多く、その場合は業者にとって好都合です。買い叩きという訳ではありませんが、安く買い取れた場合はそれだけ利益に繋げられます。

事故車の使い道はある

事故車は扱いが難しくリスクもありますが、だからと言って事故車を門前払いする業者は恐らくいません。もちろん派手な事故でボロボロになっているのであれば、買取業者ではなく廃車業者へ行ってくださいという話になりますが、自走できる場合は直ちに廃車する必要はありません。
事故車を再び売る場合、先述したように敬遠してしまう方も多いですがとにかく安ければ問題無いという考えの方も一定数います。事故車で、尚且つ車としての寿命が迫っている場合は一ヵ月のアルバイト代で購入できるような車もあります。
車買取業者としては、例え事故車であっても最初から廃車に回して潰すのではなく、一度買取業者に相談して欲しいというのが本音です。

交渉は手短にしたい

車買取の場では、売る側と買う側の交渉が行われます。言葉一つで何万円もお金が変化するのであれば、当然お互いが歩み寄りたいと思うのは当然です。
しかし、車買取業者としての理想はどんどん車を買って売るという一連の流れを早くこなしたいのです。買い取る車が少なければ、次第に売る車も少なくなるのでビジネスとして成り立たなくなります。社会も同じですが、一つの業者も人・物・金を積極的に回していかないと成長はありません。
業者にとって、何時間も交渉したにも関わらず交渉が頓挫すると非常にダメージが大きいです。交渉はほとんどの確率で発生しますが、なるべく業者はスピーディーにサインに辿り着きたいと考えているので配慮すると良い印象を与えるかもしれません。